ではフライパンでカレーライスを作ろう。前回エントリーの通り、玉ねぎその他を炒める、水を加えて煮込む、ルウを溶かして馴染ませる、の3工程。
具材。1人分なら玉ねぎは0.5個。野菜はじゃが芋1個。「ゴールデンカレーバリ辛」は0.5箱で5~6皿分なので0.25箱使って2.5皿分作る感じで。ルウ大盛と考えれば1人で普通に食える量。肉は安定の鶏もも。
玉ねぎを適当微塵切り。正確な微塵切りのやり方が分からないので我流で細かく。
炒めるわけだが、ここで「油の量は、0.5箱の時は大さじ2だから今回は大さじ1だな」は失敗のもと。油が少ないと簡単に玉ねぎが焦げる。油は大さじ2以上使う。中火か弱火。弱火で30分しつこく炒めるも良し、強めの中火で10分くらいで火を通すも良し。玉ねぎがしんなり™したらOK。
今回は中火で15分炒めてみた。実は40分くらい炒めたこともあるんだがなかなか綺麗な飴色にはならなかった。最近はこの程度色が付いたらいいかなと思っている。
野菜は実はニンジンが好きで、長時間煮込んでも形が崩れないし甘くなってゆくのが良い。じゃが芋は皮剝くのがダルい。
具材全投入。一応鶏ももの時は鶏皮を下にしてある程度炒めて脂を出すのがいいかも知れん……が面倒なのですぐに水投入して煮込みphaseに移行するのが常。
水の量。これも「0.5箱で750mlと書いてあるから、0.25箱なら370mlくらいかな?」とやると終わりますので600mlくらい入れます。フライパンだと水分が飛ぶペースが速いのです。これはnyakko老師に教わった智慧です。この煮込みphaseで大体「灰汁(アク)を取る」というのがセオリーらしいのだが、俺はこの灰汁というものが一体全体何物なのかよく分からない。試しに灰汁を集めてすすってみたんだけれど、別にまずくもおいしくもなくて無味だったんですよ。そして灰汁を掬う動作で、せっかくいい感じにトロついた玉ねぎが一緒に排除され勿体無さが勝り、最近灰汁は無視する傾向にあります。灰汁って本当に何なんだ。
15分でこういう貌になった。実はこの水の量が丁度いい量なんだが、これは失敗しながら覚えましょう。鶏ももはこの時点でも柔らかいのだが角切り肉など用いた場合まだ硬いので水を適宜足して更に煮込むこと。
最終phaseです。0.25箱分のルウを投入。一応火を止めて丁寧に溶かしている。
弱火で熱を与えながらゆっくり混ぜて馴染ませる。煮込みphaseと違ってルウが溶けると粘度が上がり対流しにくくなるので放置すると底の方が焦げる。混ぜましょう。一応これで本来は完成なんだけれど……
こいつらを適量投入して辛味を十分なLevelまで引き上げる。ちなみにカレーに並々ならぬ執念を燃やすS&Bではこんな製品もある。今度使ってみる。
米をdropすれば完全体となる。
まとめると「油多め」「水多め」「ガラムマサラと一味買っとけ」これだけでフライパンカレーは勝ち確です。