間が空いた。
前回記事を書いた直後くらいに、Naru XenzAi Ve1L Nepinepi blackの5人が
Charmeというクランを作り、正式にOyajiを抜けた。お気付きかも知れないがこれは
前回SoFでOyaji Gamingとして出場した5人である。育成枠(強化枠)として固定メンツで
プレイし始めた頃から、まあ予想はされていたことだが彼我の溝ができつつあった。
別に嫌いとか憎いとかではなくて、一緒に過ごす時間が短くなった。これがつまり、疎遠に
なるということだった。お互いの依存が無くなった、とでも言おうか……。
同時にバーマ君が辞めた。彼自身がblogでも書いていたが、RAをメインに、古巣の
KoEでも試合をこなしていく、時間があればOyajiの助っ人もする、ということだった。
Ta$ukeさんがひどく喜んでいた。バーマ君はOyajiチャンネルで辞める旨を話し、
TS3からログアウトし、yamadakunという名でKoEチャンネルに入った。
KoEのチャンネルにいるところをOyajiのメンバーに見られるのを恥じたのか。後ろめたさが
あったのか。しかしyamadakunをクリックしてDescription欄を見ると、「仏のバーマ」の
まま変更されておらず誰が見てもバレバレであった。
Ta$ukeさんに導かれ、KoEチャンネルにOyajiのメンバーがなだれ込むと彼は必死に
裏声で「コンニチハ、ボクヤマダクンデス。エッ?バーマ?ダレノコトデスカ?」
ととぼけていた。みんなで大笑いしながら、俺はTS3に微かに流れる悲しみの匂いを感じた。
バーマ君がOyajiを辞めたら、俺も辞める。と以前俺は公言していた。
聞かれたら何でも答える、とは言っても、同じ試合で共闘してその場で教えてもらうのが
一番効果的なのは明白である。助っ人でたまに来てくれる、とは言っても共に試合する
機会が激減するのは明白である。…俺のmotivationは急速に縮小していった。
そしてCSに対する考え方もやや変質しつつあった。メンバーがなかなか固定せず、
入っては辞め入っては辞め、とメンツが循環し続けるOyaji Gamingにおいて、チーム
プレイのレベルを高めるよりもメンバー各々が個人技を高める方が試合の勝率に繋がる
のではないか。ますます俺はbhopにのめり込んでいき、試合への情熱を失っていった。
12/28、Oyaji Gamingの2度目の忘年会があった。
Vae Victisからまさかのゲストが来たり、初めてキリーさんに会えたり、俺個人にとっては
非常に実りあるものとなった。
余談だがキリーは待ち合わせ場所の川崎駅で携帯電話の電池が切れ、皆と落ち合う術を
失っていた。彼は丹念に川崎駅をクリアリングし、そして遂にXrayNさんを発見した。
XrayNさんが忘年会に来るという事前情報は無かったがwebの各種画像でXrayNさんの
顔は知っていた。彼が目をこらすとXrayNさんと握手をしている坊主頭の男性がいるでは
ないか。あれがtec0ではなかろうか?果たして、彼の推測は的中した。こうしてキリーは
忘年会への出席を成し遂げたのである。
もしもRAメンバーがXrayNさんを忘年会に誘わなかったら?
もしもXrayNさんが忘年会に来なかったら?
もしもXrayNさんが俺と握手をしていなかったら?
……小さな奇跡の連鎖がキリーを忘年会会場へ導いたのであった。
一方その頃、ジエンドは会場を間違えて新宿に向かっていた。